訪問美容師になりたいと思ったキッカケ
私が訪問美容師になりたいと思ったきっかけは生い立ちを全て話すことになるので随分長くなるのですが、興味があれば根気よく読んで頂けたら嬉しいです。
私は富山で産まれ、15の夏まで田舎でのびのびと育っていました。
親戚の中で1番の末っ子だった私は祖父母によく可愛がられていました。
私はじいちゃんばあちゃんが大好きでした。
じいちゃんにくっついて嗅ぐ畑の匂いも、お花の華やかさも、お庭にどっしりと立つ木の影も。
柿の木にぶら下がる手作りのブランコも。
ばあちゃんが編む毛布の球を転がすのも、ガールズトークも、芸能人や町の人のうわさ話も。
何気ない日の全部が大好きでした。
母と父は小さい頃に離婚し、母はそれから助産師になるべく勉強や仕事でいつ寝ているんだろうというくらい頑張っていました。
夜勤もありましたし、夜は1人でも寂しいと思ったことがなかったのは、祖父母が可愛がってくれたお陰なのだと思います。
ある時、母が男の人を紹介してくれました。
面白くてかっこいい人。
これからお父さんになる人。
池田さんというその人は、大阪出身の東京で働いている人でした。
母はある時、改まった姿勢で私に言いました。
「結婚しようと思うが。そしたらのんちゃんも一緒に東京来てくれるけ?」
私は即答。
「うん。」
なんでこんなにも大好きだった富山を出ようと思ったのか。
それは母が私が行かないって言ったら、泣いちゃうことがわかっていたし、今までどれだけ頑張っていたかも知っていたから。
お母さんも私の祖である前に1人の女。自由にしてほしい。
だから自分でもびっくりする程即答してたんです。
日増しに寂しさは増していたのですが、東京に行くんだ!っていうワクワク半分で埋めていた様に感じます。(実際、引っ越し先は神奈川でしたが私にとっては東京も神奈川も同じでした。笑)
今日はここまで。続きは明日書きますね✍️✨
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