訪問美容師になりたいと思ったキッカケ5
スタイリストになり、今まで応援してくれた家族や友人から髪を切って〜!と言ってもらえるようになりました。
とっても有難いなぁと幸せを感じながら切らせて頂いていました。
そして遠方にも、私をずっと見守ってくれていた人が。
それは忙しい母に変わって私を半分育ててくれていた富山にいる祖父母です。
私は年に1.2回、長期休みをもらえるときに富山に帰ってのんびり過ごします。
あの気持ちいい自然がたっぷりな富山に帰る度、安心するんです。
そしていつも愛をたくさんかけてくれる祖父母。
いつも笑顔ででも、涙もろい。そんなところは私の母や私まで、受け継いでしまっていますね。
とっても真面目な祖父。仕事も畑も丁寧に丁寧にして、いつも送ってくれる野菜もぴっかぴか。
言葉にはあまり出さないけど、本当は愛がたっぷりなところ、いつも尊敬しています。
それから祖母。
祖母は昔から冗談を言って笑わせたり、お茶目なところもあってとっても元気。
私が子供の頃からなにかとゲームをつくったり、楽しい遊びを生み出す天才だと思う。
彼女の様な、お母さんでお婆ちゃんになりたいと思うくらい、私の憧れです。
ですが、私の祖母は7年程前ある日突然、脳梗塞になり半身不随になってしまいました。
あんなにちゃきちゃき元気に動いていた祖母が変わった姿に正直初めは戸惑い、言葉が出ませんでした。
それからは祖父がたっぷりの愛情を注いで祖母の面倒を見ながら幸せに過ごしていますが、面倒を見ている祖父も自由な時間がなく忙しい毎日。
2人ともにこにこしているけど、きっと寂しい時もあるんじゃないかな?と思います。
そんな2人にスタイリストになった報告をしたら…
「のんちゃんに髪の毛切ってほしいわ!」
と喜んでくれました。
わたしはもちろん!嬉しくって!!!
富山にハサミを持って訪れました。
「楽しみにしとったがよー!」
と、いつも以上に嬉しそうに、着いた途端
「のんちゃん、髪切って〜!」
と言って支度を始める祖母。
本当に嬉しかったです。
今でも、その時のことを思い出すと涙が出てきてしまうのですが、、、
髪を切った後、祖母はなんどもなんども鏡に映る自分を見て、喜んでくれました。
「のんちゃん切ってくれたが!かっこいいわぁ〜!」
祖父も、
「あー!さっぱりしたちゃ!こっでしばらくは大丈夫やわ!」
と嬉しそうにしてくれました。
そんな姿を見て、
本当に毎日こつこつ辞めずにやってきてよかった!
ああ、私が続けてきたのはこういう顔を見たくてなんだなと思いました。
サロンワークをしていてもこの頃、予約を忘れてしまうという理由だったり、もう身体が不自由で通えなかったりする方がいらっしゃいました。
何十年も通って下さっていたのに、そういった理由で繋がりがなくなってしまうことが寂しく感じていた私は、ここで繋がった!と思いました。
自分から向かっていける美容師になりたい!と思ったんです。
愛せるのを待つのではなくて、愛しに行く美容師
それが私が満たされる仕事の仕方だと気付いた瞬間でした。
ここから、訪問美容師を目指し始めたのです。
さて、これからの記事はリアルタイム。
色々な勉強をこちらに書き込んで記録していきたいと思っています。
記事を書くことで誰かの役に立てるなんて思わないけれど、先ずは自分のために書くこの記事を読んでいる目の前のあなたさんに楽しんで頂けたらうれしいです☺️♫
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